北海道の直線道路について

北海道の直線道路について

北海道って真っすぐ続く長い道路をが多くあります。遥か先まで見えて景色がいいから、ドライブしてても気持ちがいいんですよね＾＾

だけど、どうしてそんなに直線道路が多いのか知っていますか？一か所だけならわからなくもないですが、何か所もあると不思議ですよね。
そもそもそれだけ長く続く道路を何か所も作れたのがすごいと思います。

ちなみに日本一の直線道路は、国道１２号線にあります。札幌と旭川を結ぶ国道１２号線の、美唄市から滝川市の間の２９.２kmになります。日本一の道路としても有名で、行ってみたい道路のひとつとして人気の道路でもあります。
それだけ長い直線道路が作れたなんて、やっぱり北海道は広いんだとあらためて感じますね。

そもそも、明治初期の頃は道路もなく、船で石狩川を行き来していました。だけど、それでは不便だし旭川方面の開拓を進めるにはどうしても道路の整備が必要でした。そこで、囚人約５００人が動員されて山や野原を切りひらいて道や運河を通す工事が進められていくのです。
その時の工事指示書に「なるべく直線路になすを主とし」とあったのですが、これが直線道路ができた理由なんです。
北海道は市街地や集落ができる前に、原生林を切り開いて道路を作ることが多かったのですが、直線のほうが建設費も抑えられ安く作ることができたので、直線道路が多くなったのだそうです。

なので、国道１２号線の他にも長く続く直線道路が多くあるのですが、せっかくなので少しだけ他の直線道路をご紹介しようと思います＾＾

まずは、斜里町にある「天に続く道」。約２７kmも続く直線道路で、空へと続いているように見えることから「天に続く道」と呼ばれるようになりました。その景色は日本屈指とも言われていて、時期や時間帯にもよりますが、道路の延長上に沈む夕日を見ることもできます。

他にも、上富良野にある「ジェットコースターの路」は、アップダウンが激しいことから名付けられました。丘の向こうが見えるないくらいの傾斜があって、ほんとにジェットコースターに乗っているような気になりますよ( ´艸｀)

真っすぐな道路が続くと、スピードを出しすぎている車も多いようで、事故もたくさんおきています。ついついアクセルを踏んでしまいたくなる気持ちもわかりますが、スピードを出しすぎると危ないし、なによりきれいな景色が広がっているのだから、景色を楽しみながらのんびりとドライブを楽しんでほしいと思います＾＾