北海道のミステリー・パワー・スピリチュアル

常紋トンネルの情報

北海道のミステリー・パワー・スピリチュアル

常紋トンネル

日本全国にはいろんな心霊スポットや都市伝説があります。その中でも今回は北海道の都市伝説を紹介したいと思います。
都市伝説というよりも、どちらかといえば怖い話、心霊スポットと言ったほうがいいかもしれません。。。

北海道の新旭川駅から網走駅を結ぶ石北本線に、常紋トンネルがありました。そこはもともと昭和の最後までSLが走っていて、鉄道ファンにはもってこいの場所でした。それと同時に常紋トンネルには、「夜遅くに列車に乗っていると、トンネルが近づいた時、着物姿の青白い顔をした乗客たちが現れ、トンネルを過ぎると消えていく」という怪奇現象や、「運転手が人影に気づき、急ブレーキをかけたがそこには、誰もいなかった」という噂もあるそうです。

このような現象には、残酷な理由があったのです。。

常紋トンネルを建設する場所は、雑木林が広がり人家もなく、作業するのは困難な場所でした。
誰もが嫌がるこの作業を強いられたのは、借金で苦しんでいた人たちや、甘い言葉でうまく騙され、本州からやってきた人たちでした。その労働は過酷で、当時の証言によると朝から晩まで一日15時間以上の労働、休みは1日もないというものでした。食事も座ることは許されず、給料も食事代や布団代、タバコ代だと何らかの理由をつけてもらえないぐらい悪質だったそうです。

寝る時も、まるで牢獄のようなところで監禁され、昼間はヒグマや大量の蚊、アブがいる場所で監視されながらの仕事、こんな生活は現代に生きている私たちからすると考えられません。
地獄のような生活の中、もちろん逃げ出してしまう人もいたそうですが、そこは原野が広がっていて逃げても民家までたどり着くのは困難な場所だったそうです。捕まってしまった脱走者は殴られ、蹴られ、ひどいときには、裸で木に縛り付けられるというリンチも行われたそうです。外には大量の蚊やアブがいるので、数日間放置された脱走者は痒み、痛みに耐えきれず、食事も与えてもらえずに衰弱するしかありませんでした。

過酷な労働で病気になってしまっても治療もしてもらえず、そのまま放置され死んでしまえば穴に埋められるだけだったそうです。
時が過ぎ昭和43年、北海道でマグニチュード8.2の十勝沖地震が起こった時、各地に大きな被害をもたらし、常紋トンネルも壁面が崩れてしまいました。地震から2年が過ぎたころに修復工事が行われ、そこで働いていた作業員たちが、たくさんの人骨を発見し、一説には500体を超える骨があったそうです。
その人骨は折れたり、砕けたりしていて明らかに暴行を受けていたのがわかるぐらい酷いものでした。都市伝説とされていましたが、これは伝説ではなく実話でした。

現在、この場所は立ち入り禁止地帯になっていますが、面白半分で行くような場所ではないので
くれぐれも気を付けてほしいものです。

常紋トンネルの詳細

住所 石北本線
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