北海道のミステリー・パワー・スピリチュアル

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女だけの村の情報

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女だけの村

北海道にはかつて、女だけの村があったといわれています。現在の道南・黒松内町がその場所で、北海道がまだ蝦夷地と呼ばれていた頃のお話です。当時は黒松内ではなく、「クル・マツ・ナイ」というアイヌ語の地名でした。アイヌ語で「和人の女が居る沢」の意味を持つクル・マツ・ナイには、ニシン漁などで蝦夷にやってきた男達について来た和人の女達が多く住んでいたそうです。その頃は松前藩が蝦夷を統治しており、神威岬より北への立ち入りを厳しく禁止していました。男衆は漁で出払います。そのため今の黒松内町界隈に女が固まって住んでいたのではないかと推察されています。

松前藩が居住場所を制限していたのには理由があります。当時、松前藩はニシンや昆布の交易で利益を独占していました。そこに和人が自由に開拓をしたり人数を増やしたりすれば、利権を奪われかねません。その危機感から、厳しい居住制限策を取っていたのです。しかし月日が経つにつれ、東北から多くの和人が流入してきて、自然と男女差はなくなっていったということです。
現在、黒松内から遠く離れた松前郡福島町で「女だけの相撲大会」が開かれています。関連性はないようですが、女人禁制が多い神事では珍しいことで、興味深いものがありますね。

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