北海道のミステリー・パワー・スピリチュアル

カムイワッカ湯の滝の情報

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カムイワッカ湯の滝

温泉好きの私が『秘湯』と聞いてやってきた北海道の北の果て。
カムイワッカ湯の滝とは、世界遺産に登録された知床半島のほぼ中央にある北海道斜里郡斜里町のカムイワッカ川にかかる滝であり、活火山の硫黄山から流れ出る温泉の川で、海岸までの連続した滝になっている。連続する滝のそれぞれの滝壺が野趣溢れる天然の露天風呂となっており、野湯とも表現されている。

一般にはカムイワッカの滝と呼ばれるが、下流には同名のカムイワッカの滝という別の滝も存在する。
アイヌの人々が『神の水』と呼んだ大自然に隠されていた神秘の温泉は、その場所まで一本の道が通っている。
林道から目的地である大きな滝壺までナメ滝が続いている。(歩いて20分ほど。)

夏の間は一般車は進入禁止の為、手前の駐車場でバスに乗り換え。バス内では“違法業者にご注意!”と呼びかけられたがカムイチャッカへ到着すると入り口にてわらじ業者が。沢を登るのは滑りにくい靴と当然、下半身は濡れる覚悟をしていかなければならない。歩く時は水の中を歩くため水中用の靴よりも実際は一番楽に登れる。
そんな時に役に立つ、そう!それが「わらじ」だ!昔の知恵いっぱいのわらじはやはりばかにはできない。
一つ目の大きな滝までの途中、少し大きめの滝がちらほら。これを這い登るのも至難の業・・・
チャレンジする人はごくわずかだが、滝の横を這い上がる人もいた。私は高所恐怖症なので下からの眺めで満足しておいたほうが賢明とばかりに見守る。

降りる頃には人が増え、順番を待ちながら降りなければならない。間違えたのか、はたまたはしゃぎすぎたのか・・・登った子どもが恐怖のあまり降りれず泣きじゃくっていた。
秘湯中の秘湯と言われたカムイワッカ湯の滝は、今となっては超有名な観光地。知床八景のひとつとして以前から知られていたが、特に世界遺産登録後訪れる観光客が急増した。シーズン中は特に家族連れが多く、子供もはしゃぎ泳ぎ回り、若いカップルや女性もたくさん登ってきて水着で温泉に入っている。
人が押し寄せなければ場所的に半端ではない秘湯だっただろう。

 

一方で、落石の危険性があることから、厳しい立ち入り規制が行われるようになった。とにかく慎重に歩いてダイナミックな湯滝を堪能していただきたい。
源泉は強酸性のため、皮膚への刺激が強く、その上ここの滝はぬるま湯のため長湯になってしまいそうになるのが危険だ。
観光客がたくさん来るところだが、やはりこんなところは他にはない。ぜひともはるばると行ってみて欲しい所だ。

カムイワッカ湯の滝の詳細

郵便番号 〒099-4356
住所 北海道斜里郡斜里町岩尾別
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